メニューボタン

【安全衛生だより】前提を知った日

「人は1時間後に50%、24時間後には約70%を忘れる」――エビングハウスの忘却曲線として知られ、多くの教育現場で復習といえばこのネタは鉄板。もちろん私もそのひとりでした。ところが先日、このデータは「無意味な単語の記憶実験」に基づくもので、意味のある学びでは、もっと記憶に残るという研究もあると知りました。実務での使い方は間違っていないのですが、その前提を知らずに使っていたことに、何かモヤッとするものを感じたのです。


安全の分野では、中途半端な理解が、深刻な事故を引き起こすリスクを常に抱えています。なぜそうなのか、もう一歩踏み込んで考えて伝えること。それが仲間を守る第一歩なのだと、改めて感じた出来事でした。

 

 

このページをシェアする

講習会をお探しですか?

 

▲ページ先頭へ