その他参考事項
現場スタッフの健康情報管理
現場スタッフの健康情報報告義務
- 持病の種類と症状(心臓疾患・てんかん・糖尿病など)
- 定期的な投薬の内容(降圧剤・抗アレルギー薬など)
- 身体的制約(高所作業の制限・重量物取り扱い制限など)
- アレルギー(食物・薬物・化学物質など)
- 緊急連絡先(かかりつけ医・家族の連絡先など)
報告しないリスク(労働者側にも安全配慮義務がある)
- 持病や投薬情報を報告しないことで、緊急時に適切な救命措置が受けられない可能性
- 作業中の突発的な体調不良での事故につながるリスク
- 労働者側の過失として労災発生時の賠償額の減額要因
現場作業員の健康情報管理(職長)
安全配慮義務と法的根拠
労働安全衛生法による義務
- 労働契約法第5条:使用者の安全配慮義務
- 労働安全衛生法第3条第1項:事業者の責務
- 健康情報適正管理規程の策定(2019年改正)
個人情報保護と取得時の注意点
- 健康情報は「要配慮個人情報」に該当
- 原則として本人の同意が必須
- 収集目的の明確化と限定(安全管理目的のみ)
- 第三者提供の制限(本人同意なしでの情報共有禁止)
緊急時対応のための事前準備(職長)
- 作業開始前のツールボックスミーティングでの確認
- 定期的な健康情報の更新
- 緊急連絡先カードの携帯義務付け
- 作業場所別の救急対応マニュアル整備
収集・管理の実務ポイント
・収集時の同意取得
書面による同意と目的限定、任意性の明示
・情報の保管・管理
施錠可能な場所での保管、アクセス権限の制限
・情報共有の範囲
職長・安全管理者・救急時対応者に限定
まとめと確認
応急措置の必要性 まとめ
・救急車が出動してから現場に到着するまでは約10分
・救急車が来るまで何もしなかった場合
→ 助かる可能性は9%
・倒れた3分後に応急手当を開始した場合
→ 助かる可能性は45%
・バイスタンダー(その場に居合わせた人)がAEDを使用した場合
→ AED使用で60%以上心拍再開
(東京消防庁資料より)
心肺蘇生法 まとめ
・胸骨圧迫(心臓マッサージ)
・胸の真ん中を毎分100~120回のリズム
・約5cmの深さでリズムよく押す
・強く 速く 絶え間なく
AED まとめ
・電源を入れ音声に従う
・電気ショック時は誰も触っていないことを確認
・2分感覚でAEDが心臓の動きを確認
・何らかの反応がくるまで心肺蘇生を継続する
・救急隊に引継ぐまで電源は切らず、電極パッドは貼り付けたままにする
確認テスト 1
心停止となった人に対して、救急車が来るまで何もしなかった場合、助かる可能性は何%になると思いますか?
確認テスト 2
その場に居合わせた人(バイスタンダー)がAEDを使用した場合、心拍が回復する可能性は何%だと思いますか?
確認テスト 3
正しい胸骨圧迫のテンポはどちらだと思いますか?
情報収集のための参考サイト
政府広報オンライン 応急手当(動画)
https://www.gov-online.go.jp/tag/応急手当
総務省消防庁 救急救助の現況
https://www.fdma.go.jp/publication/rescue/post-6.html
一般市民向け応急手当WEB講習(総務省消防庁)
https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/index.html
受講者様のご希望に合わせ、以下のタイプの講習会もご用意しています
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