第11章:実務便利帳
11-1 届出書類ダウンロード先
11-1-1 厚生労働省ウェブサイト
主要様式ダウンロードコーナーで各種様式がダウンロードできます。
11-1-2 主な様式
- 様式第3号:安全管理者・衛生管理者・産業医選任報告
- 様式第6号:定期健康診断結果報告書
- 様式第6号の2:心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書
11-2 相談窓口
11-2-1 産業保健総合支援センター
各都道府県に設置されており、無料で以下のサービスを提供しています。
- 産業医の紹介
- 産業保健に関する相談(衛生管理者、健康診断、ストレスチェック等)
- 研修・セミナーの開催
問い合わせ方法:各都道府県の産業保健総合支援センターに電話・メールで連絡
11-2-2 労働基準監督署
事業場の所在地を管轄する労働基準監督署でも、届出方法や義務内容について相談できます。
11-3 年間スケジュール例
50人到達後の最初の1年間の標準的なスケジュール例です。
| 時期 | 実施事項 |
|---|---|
| 50人到達直後 | 衛生管理者・産業医・安全管理者の選任開始 |
| 14日以内 | 選任報告書を労働基準監督署に提出 |
| 1~2ヶ月後 | 安全衛生委員会の設置、第1回委員会開催 |
| 以降毎月 | 安全衛生委員会を毎月1回開催 |
| 定期(年1回) | 定期健康診断の実施、結果報告書提出 |
| 定期(年1回) | ストレスチェックの実施、結果報告書提出 |
| 随時 | 産業医の職場巡視(原則月1回) |
| 随時 | 衛生管理者の職場巡視(週1回) |
11-4 費用の目安
11-4-1 初期費用
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 衛生管理者資格取得 | 受験料8,800円+教材費1~3万円 |
| 産業医契約(初期費用) | 通常なし(月額報酬のみ) |
| 委員会設置準備 | ほぼ不要(社内リソースで対応) |
11-4-2 年間ランニングコスト
| 項目 | 費用目安(年間) |
|---|---|
| 産業医報酬(嘱託産業医) | 60~180万円(月5~15万円×12ヶ月) |
| 定期健康診断費用 | 1人あたり1~2万円×従業員数 |
| ストレスチェック費用 | 1人あたり500~1,500円×従業員数 |
11-4-3 50人規模の事業場の年間コスト例
前提:従業員50人、情報サービス業(安全管理者不要)、嘱託産業医月1回訪問
- 産業医報酬:月7万円×12ヶ月=84万円
- 健康診断:1.5万円×50人=75万円
- ストレスチェック:1,000円×50人=5万円
- 合計:約164万円/年
11-5 関連法令・通達一覧
- 労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)
- 労働安全衛生法施行令(昭和47年政令第318号)
- 労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号)
- 心理的な負担の程度を把握するための検査及び面接指導の実施並びに面接指導結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針(平成27年厚生労働省告示第172号)
11-6 50人到達時の対応フロー
- 労働者数の確認 → 50人到達を確認
- 業種の判断 → 安全管理者の要否を判断
- 有資格者の確認 → 社内に衛生管理者がいるか確認
- 産業医の選定開始 → 産業医紹介サービス等に相談
- 選任・契約 → 各担当者を正式に選任・契約
- 届出書類の作成 → 様式第3号に記入
- 労働基準監督署に提出 → 14日以内に提出
- 委員会の設置準備 → 委員の選定、規程作成
- 第1回委員会開催 → 定例化のスケジュール決定
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